TVアニメ「ノエイン」オリジナルサウンドトラック Vol.2
複雑に絡みあうオーケストラの迷宮。無邪気なこどもが野原を駆け回るような軽やかなワルツ。相反する両系統がこの一枚に混在している。
誰しもが可能なわけではない、頭の中にある音の妄想をひとつひとつ紡ぎ取ることができる――その壮大な音楽を創造することのできる、七瀬光氏にはただただ感服するのみです。
月並みですが素晴らしいとしか言いようがありません。私の語彙能力では決して語り尽くせない良さが、石ころのように転がっているはず。
あなたもノエイン音楽に酔いしれてみては、いかがでしょうか?
ノエイン もうひとりの君へ〈1〉 (MF文庫J)
アニメの内容にとても添っている作品です。
ハルカの一人称で話が進められるので、ハルカが係っていない出来事はあまり触れらていません。個人的にそこは少し残念でした。
でも一人称ですがとても読みやすく、彼女の素直な物の見方や感じ方は気持ちのよいものでした。
あの場面でこんなふうに感じていたんだなとか、あの時ユウやカラスのことをこんなに心配してたんだなと新鮮な驚きもあり。
アニメを見た人の方が面白く読めるだろうと思いました。
見ていない人はアニメが見たくなるのでは、と思います。
ノエイン〈2〉もうひとりの君へ (MF文庫J)
アニメのノベライズ第二弾です。完結です。
【1】と違ってアニメにはない、いくつか増えたエピソードがあります。
けれどアニメ本編の内容を損ねる事なく、逆にいいエッセンスとなっています。
女の子ならではだなーというハルカの感情の動きや気遣いが可愛いです。
迷いながらも大事なものを見失わないハルカはアニメもノベルズも変わりません。
いくつかの出会いの中で変化していくキャラたちの機微も書かれていて、とても素敵な『物語』でした。
Idea
ノエイン もうひとりの君へ の主題歌になっている曲です。私が、今までに聞いた曲より、とても良い曲だと思っています。とても、落ち着く曲なので、ぜひ聞いてみてください。 買って、損はしないと思います。
ノエイン ~もうひとりの君へ~ 第8巻 [DVD]
いよいよ感動の最終回を迎える本作。 <br />地上波キー局での放送がなかったにもかかわらず、まずその出来栄えが業界で評判となり、続いてアニメファンの間で口コミやネットで噂が広まりました。 <br />かく言う自分も途中から視聴したのですが、名作だと思いました。 <br />量子物理学における多元宇宙解釈が設定の基礎にあるので難解な印象がありますが、それはあくまで作者のメッセージをうまく伝えたり、素晴らしいアクションシーンを生かしたりするための道具立てなので、最初のうちはわからなくても、物語の進展に合わせて説明もされるので流れにのって見ていけばよいと思います。 <br /> <br />いろいろと見所をあげたら切りのない本作ですが、自分はイサミとアイのやり取りが微笑ましくて大好きでした。17話のおでこコッツンコとか。 <br />だから22話の屋上でのシーン、「いいわけねーだろーーーっっっ」の一言にはグッときました。その瞬間、音楽も最高の盛り上げを見せており、自分の本作ベストシーンとなりました。 <br /> <br />やや否定的なレビューがありますが、黛教授と内田ちゃんの会話を頭に入れて、作者の「認識し、望むことで未来は変えられる」というメッセージが理解できれば、誤解も解けるでしょう。ノエインの感動を体験できる方が1人でも増えればな、と思います。海外での反応が楽しみです。