ゴールデン☆ベスト 石川セリ シングルス・アンド・モア
NHKTV,をみて今時ないアンニュイと毒気ととんがった感性、魔女ぶり?で買う気になりました。
井上陽水との取り合わせは意外と言えば意外、武満徹が惚れ込んだのは納得。
気軽にはじめる山登り―らんぼう流スローライフのすすめ (PHPエル新書)
山登りなどしたことのない私が題名だけで読んでみたくなった本。全くの初心者の私でも簡単に理解でき、とてもわかりやすい言葉で書かれています。これ一冊で近場の山に登るぐらいの知識は充分です。暖かくなったら近くの山に出かけてみたいと思います。
乱暴と待機 (MF文庫ダ・ヴィンチ)
他者に介入される事のない空間で、女への復讐を考える男と、男からの復讐を待つ女。その1対1の依存が、1対1対1、或いは1対1対1対1という別の繋がりを持ったとき、噛み合っていた歯車は狂いだす。
人間は良くも悪くも、他人に巻き込まれながら、他人を巻き添えにしながら生きていくしかない。しかし、自分の生きる意味まで他人に委ねてはいけない。
果たしてそうだろうか? 少なくとも彼らはそうすることで、互いを見失わない偽りの兄妹関係を築いた。これは単なる愛情や信頼より確かで、より機能的な繋がりを獲得したのではないか。その分、壊れたときの修復は難しい。
主人公2人は痛々しいが、彼らが絶対的に不幸だと思えないからおもしろい。こんな幸せもあるのかと、目から鱗も涙も落ちる。
乱暴と待機(通常版) [DVD]
作品の世界が、かなり独特ですので、ダメな人は、オープニングカットから、画的にも、音的にも、生理的に受け付けないような気がします。好き嫌いが、ハッキリ分かれそう。
変わっているけれど、本人たちは、自分たちが変わっているとは気づいていない男女4名のお話です。
カセットテープ編集と覗きが趣味の英則(浅野忠信)、他人の機嫌を気にして誰とでもHしてしまう奈々瀬(美波)、結婚しているのに無職で、浮気者のダメ男番上(山田孝之)凶暴(実は優しさも持っている)な女あずさ(小池栄子)文字で表現しただけでも世間の常識からは少しずれている。こんな4名の日常をスクリーンに淡々と映しだしていきます。
世間から隔絶した様な生活を営む英則と奈々瀬の住む長屋に、番上夫婦が越してくる。フツーの神経なら英則・奈々瀬ペアに、ちょっかいは出さないだろうが関わっちゃうのが番上ペアの『ビミョーに外れている』たる所以。つまり、展開するすべてが一般社会から乖離しています。(笑)
「男性と距離を置く」目的で髪を2つに結び眼鏡を掛け、ジャージ姿で過ごす奈々瀬は、逆に『萌え』対象になり得ている面白さ。
自分が好きになった男を奈々瀬に取られたあずさは、奈々瀬を赦さない。自転車を外から部屋に放り込むなんてことをやっちゃう。その乱暴さは、やっぱり実社会と乖離している。で、奈々瀬はそれを怒らない。このいきなりのシーンで、双方の性格と間柄と心境を一瞬で表しきる凄さ!!
中盤から終盤にかけては、当事者にとっては全く笑えるような話ではないのに、傍観者である観客からは、笑えて仕方のないシーンが連発。山田孝之の囁きセリフ、浅野忠信の硬質なクソ真面目セリフ。時折、昔のコントのような出来事や、効果音が挿入され、笑いに華を添えてくれています。といっても、シュールな笑いで、爆笑はできませんけど。
何もかもをめんどくさい方向に持っていく、メンドクサイ女を演じた美波の怪演がすごい!! オドオドドギマギした表情が絶妙だし、美人がここまでやると、ほんと気持ち悪くて凄い! 小池栄子のサバサバ演技も上手いし、浅野忠信の少年がそのまま大人になってしまったような演技も凄い。山田孝之は、他の出演作品でも同様の役をやってたような気がしますが、もう、最低な男ぶりが板についている。「クローズ」「十三人の刺客」なんかカッコ良かったんだけどね。(笑)
ラストは、イイ話っぽく終わってる様に見せて、実は異常な関係がよりガッチリと強固なものになったという、ろくでもない結末だと思います。(笑) いや、最高に面白かったですけど。
乱暴と待機(初回限定版) [DVD]
作品の世界が、かなり独特ですので、ダメな人は、オープニングカットから、画的にも、音的にも、生理的に受け付けないような気がします。好き嫌いが、ハッキリ分かれそう。
変わっているけれど、本人たちは、自分たちが変わっているとは気づいていない男女4名のお話です。
カセットテープ編集と覗きが趣味の英則(浅野忠信)、他人の機嫌を気にして誰とでもHしてしまう奈々瀬(美波)、結婚しているのに無職で、浮気者のダメ男番上(山田孝之)凶暴(実は優しさも持っている)な女あずさ(小池栄子)文字で表現しただけでも世間の常識からは少しずれている。こんな4名の日常をスクリーンに淡々と映しだしていきます。
世間から隔絶した様な生活を営む英則と奈々瀬の住む長屋に、番上夫婦が越してくる。フツーの神経なら英則・奈々瀬ペアに、ちょっかいは出さないだろうが関わっちゃうのが番上ペアの『ビミョーに外れている』たる所以。つまり、展開するすべてが一般社会から乖離しています。(笑)
「男性と距離を置く」目的で髪を2つに結び眼鏡を掛け、ジャージ姿で過ごす奈々瀬は、逆に『萌え』対象になり得ている面白さ。
自分が好きになった男を奈々瀬に取られたあずさは、奈々瀬を赦さない。自転車を外から部屋に放り込むなんてことをやっちゃう。その乱暴さは、やっぱり実社会と乖離している。で、奈々瀬はそれを怒らない。このいきなりのシーンで、双方の性格と間柄と心境を一瞬で表しきる凄さ!!
中盤から終盤にかけては、当事者にとっては全く笑えるような話ではないのに、傍観者である観客からは、笑えて仕方のないシーンが連発。山田孝之の囁きセリフ、浅野忠信の硬質なクソ真面目セリフ。時折、昔のコントのような出来事や、効果音が挿入され、笑いに華を添えてくれています。といっても、シュールな笑いで、爆笑はできませんけど。
何もかもをめんどくさい方向に持っていく、メンドクサイ女を演じた美波の怪演がすごい!! オドオドドギマギした表情が絶妙だし、美人がここまでやると、ほんと気持ち悪くて凄い! 小池栄子のサバサバ演技も上手いし、浅野忠信の少年がそのまま大人になってしまったような演技も凄い。山田孝之は、他の出演作品でも同様の役をやってたような気がしますが、もう、最低な男ぶりが板についている。「クローズ」「十三人の刺客」なんかカッコ良かったんだけどね。(笑)
ラストは、イイ話っぽく終わってる様に見せて、実は異常な関係がよりガッチリと強固なものになったという、ろくでもない結末だと思います。(笑) いや、面白かったですけど。