People Or the Gun
Anti-Flagらしい音です。シンプルなサウンドなので、最初聴いたときにはそれほどインパクトはないかもしれませんが、聴いているうちにどんどんよくなっていきます。歌詞もいいので何度も聴くのがオススメです。
Terror State
一貫して反戦を訴えてきたアメリカのメロディックパンクバンド。最新作となる本作も今まで同様、全曲プロテストソング。本作は元レイジのトム・モレロをプロデューサーに迎えて、より激しくなるかと思いきや、今までのアルバムよりもメロディが洗練され、聞きやすくなっている(もちろん、ハードコアなナンバーもあるが)。個人的には以前の作品の方が好きだが、ANTI-FLAG入門者が最初に買うならこのアルバムだろう(ちなみに「アンタイフラッグ」と読む)。メロディックパンクなんかパンクじゃねえ!と最初から聴く気のない人以外なら誰でも抵抗なく聴けるはず(本当はそういう人こそ聴くべき一枚)。
コンピ盤「ロック・アゲインスト・ザ・ブッシュvol1」のDVDに本アルバム収録「TURNCOAT」のビデオが収録されているのでそっちからチェックするのもいい。
ワープト・ツアー '04 ビヨンド・ワープト [DVD]
パンクフェスティバルWarped tour04'のDVDです。字幕&ボートラ欲しさ、そして輸入盤のジャケが嫌いなので国内盤が出るまで待ってましたよ。MCで字幕が出るのはやっぱ嬉しいです。でも従来に比べてインタビューのボリュームが少ないかな…。
さて、気になった点が6つ。
1.収録バンドにえこひいき感(笑)がある。ほとんどのバンドが一曲しか収録されていないのに、River city rebelsとLords of brooklynとThe skullsは二曲、Guttermouthにいたっては三曲も収録されています。しかもなぜか一曲ずつ、ばらばらに収録されてます。別に嫌いじゃないけどなんでこれらのバンドだけ?と思ってしまいました。
2.国内盤ボーナスとして収録された4バンドですが、エクストラ映像としてではなく本編のところどころに挿入される形になっています。その編集の仕方が後付け感満々で微妙。あと蛇足ですがMatchbook romanceのVoのコンディションが悪いです。
3.曲名が不明なこと。逆にボートラの4バンドは曲名だけ出ます。
4.曲中にインタビューが割り込んでくる場面がいくつかありますが、結構邪魔です。
5.最初に言ったようにインタビューのボリューム不足。ここでも偏りが感じられます。
6.特典映像の類がないこと。
どれも小さなことですが、塵も積もれば…です。ということで星マイナス一つ。総評としては、今までのワープトシリーズに比べて臨場感低し、です。
と、ここまで辛口で書いてきましたがライブDVDとしては文句ないです。まず買って損しません。はい。興味のある方はさっさと買いましょう。
字幕なんかいらねえって人や、ボーナスの4バンドにあまり興味が無い人(そんな奴いんのか?)は安い輸入盤を買いましょう。