Blue Velvet: Original Motion Picture Soundtrack
産まれて初めて買ったのがこのCDです。とても残念なのがテーマ曲でもある「ブルー・ベルベット」が収録されていません。かわりに劇中イザベラ・ロッセリーニが音痴だけどムード満点で歌う「ブルー・ベルベット」が聞けます。
ブルーベルベット 特別編 (オリジナル無修正版) [DVD]
リンチの代表作だと思います。カイル・マクラクランもかっこいいですよ。
ドラマ「ツイン・ピークス」が好きな人、必見ですよね。バックで流れる
音楽も良いです。
ペルソナ3ポータブル ベルベットブルー (ファミ通文庫)
女主人公でエリザベスを選択した場合の12〜1月の話で、主役は表紙の通りエリザベス、その他の登場人物もベルベットルームの住人達が中心で、舞台の殆どもベルベットルームとダンジョンです。
主人公が訪れていない間のベルベットルームの様子を窺い知る事ができ、姉弟のやり取りも多いので三人のファンなら買って損はないと思います。
女主人公も登場し、エリザベスのお出掛けクエストや最強なる者との戦いも書かれている為、二人の交流も楽しく読む事ができました。
女主人公は選択の日や最後の戦いといった決意を迫られる時期ですが、それらを通したやり取りにも二人が結んだ友情が確かなものと感じる事ができました。
テオドアは少々間抜けな印象も否めませんが、それも可愛いと思います。
同じ作者の著書「オワリノカケラ」とリンクしている部分もあり、そちらを読んだ方はあれの事か〜とニヤリとできるかもしれません。
文章に言及すれば、斜め読みでも内容が把握できる平易な文とも言えますが、稚拙に感じます。
また、バトルシーンでスキルやペルソナ、シャドウについて、ゲームをプレイした者には不要の解説がいちいち入り、テンポが悪く読み心地が悪かったです。
説明文が表現の域に達していれば邪魔に感じる事もなかったのかもしれません。
Blue Velvet
アーティストとして十分に歌唱力もあり、彼女の他の曲を聴いた事はありますが、やっぱりこの曲以上のものはないと思います。彼女ならではの曲で本気で上手いと思いました。いや、彼女の声とこの様な歌い方でなければここまで強く印象づける事はなかったでしょうね。
でも、意外にこの曲がドラゴンボールのEDだと言うのにはやはり少しばかり違和感はありますよね。歌詞の意味だって普通にはいいんですがドラゴンボールと照らし合わせるにはあまり関係はないですしね。とは言っても私自身はドラゴンボール作品の中でこの曲が一番のお気に入りなんです。
ドラゴンボールの主題歌と言えばやはり影山ヒロノブさんの曲が一番インパクトは強いのですが、この『Blue Velvet』にはドラゴンボールらしからぬ他の曲にはない格好良さがあるんですよね。
子供受けはあまり良くないのかもしれませんが、エンディグアニメーションもこの歌に合わせて特に静止画部分が非常に斬新に強調されていてとても好きでした。
携帯の着うたにも唯一入っていない曲なのでとても残念です。
最初のカウントダウンで始まる出だしから終りまで息もつかせぬ迫力ある歌なのに何故!?って感じです。
とにかく、工藤静香と言えばこの曲です!と押したいほどお薦め致します。
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今は無き札幌のジャブ70ホールで見た思い出の作品です。当時私は予備校生、女の子と一緒に見に行って「何なのこの映画」と責められた(当たり前だって)苦い思い出の作品です。しかしそれは作品中のジェフリーがサンディと一緒に探偵ごっこをしていて覗いてしまった狂気の世界と余りに軌を一にしていました。個人史的にもまさに絶妙なタイミングで遭遇できた奇跡の様な映画です。
B.ヴィントンの甘い歌声、抜けるような青空と庭のある屋敷の鮮やかな色彩はまさに無垢で汚れを知らない健康な米国を体現しています。しかしそこを一皮むけばおぞましい異常世界。べっとりした歌を唄うドロシーは真性マゾヒストで、ジェフリーとの性交は爛れた肉塊がぶつかり合うような頽廃の極み。おカマのベンも強烈ですが、やはり空前絶後のぶち切れ演技を見せるD.ホッパーに唖然とします。そんな二人の倒錯セックス(フランクは不能?)を覗き見るジェフリー。車に乗って引きずり回される悪夢の夜。生々しい死体が立ち並ぶアパートで最後の対決…。不思議にも最後は今まで何事もなかったかのように、平和で明るい色彩に包まれて幕が閉じます。
I.ロッセリーニは当時『白夜/ホワイトナイツ』に出演したばかりの新進モデルでしたが、この作品では一転してとんでもない汚れ役をやり惜しげもなく裸体をさらします。清純に見えるその下には生々しい女の体が存在するのです。それは庭園の地中に蠢く虫や、黒い甲虫をむさぼる青い鳥、そしてのどかな田舎町ランバートンにも狂気に満ちた夜の世界があったのと相似形を成しています。ジェフリーは平常に戻ってきましたが彼はもう知ってしまいました。それは青年がいつかはくぐり抜けなければならないイニシエーション。そしてハイティーンだった私はまさに彼でした。少年期と決別し、様々な人と邂逅して「精神的童貞」を失っていったあの頃を思い出させてくれる、思い入れ深い作品です。