神罰―田中圭一最低漫画全集 (Cue comics)
著者の作品としては「ドクター秩父山」が有名で、下ネタを縦横無尽に駆使してのギャグセンスは定評のあるところだが、今回は大胆にもあの手塚治虫を下ネタでパロるという作品に挑戦した。巻末のしりあがり寿氏との対談でも述べられているとおり、手塚の作品にはエロスが散りばめられていて、子供のときに手塚作品でエロスを知った、ないしは後になって気づいたという経験をした人は決して少なくないはずだ。著者はそのエロスを下ネタ手法でギャグマンガ化するという誰もやらなかったことに挑戦して見事に成功した。
他にも、藤子不二雄、永井豪の作品をパロディー化しているが、著者自身はこれら大御所作家への敬意を作品を決して下劣にせず、絵柄をできるだけ本物に近づけるという形であらわした。ある意味マンガ史に残る一冊である。
魔王 [DVD]
今までの人生でDVDBOXを初めて購入しました。
理由は「手元に置いておきたい」からです。
私の宝物といっても過言ではありません。
2008年に魔王が放映されていた時は残念ながらリアルタイムでは観れず…
というのも、結婚してから連ドラをほとんど観ない生活になってしまい
たまに観ても飛び飛びだったりで全然最後まで続かないのです。
魔王は放映直後から評判良かったのでいつかは観たいと思っていました。
それで翌年の夏休みにレンタルで一気観したのですが…
それはそれは色んな感情が巡りながらの観賞となりました。
内容に引き込まれると同時に急速に惹かれてしまう大野智という人物。
嵐のリーダーという事実だけは承知してましたが、何となく抱いていたイメージと
あまりにかけ離れているので、全く新しく知った俳優さんという感覚で観る事になりました。
印象としてセリフが少ない。
でも内面の葛藤(怒り・悲しみ・揺れる感情)を
泣き叫んだり怒鳴ったりする訳でなく、目・視線で表現している彼に
本当に驚かされました。こんな演技を他若手俳優さんで観た事無かったので。
人は深い怒りや悲しみに陥った時<静>である…と知った気がします。
感情を爆発させるなんて現実にはほとんどない。
だからこそ、あんな復讐劇であるにも関わらず成瀬領に共感出来たんだと思います。
彼の背負った悲しみが画面を通して波のように押し寄せて来るんです。
涙が止まりませんでした。本当に止まりませんでした。
ラストに向けてこんなに泣いたドラマは初めてです。
そしてこんなに主人公への幸せを祈ったドラマも初めてです。
だからこそDVD特典として付いてくるキャストの皆さんの笑顔やメイキング、
大野さんの演じてる姿との激しいギャップ(笑)
心から微笑ましくホッとしながら観てしまってる自分がいました。
作品自体の素晴らしさはもちろんなんですが、
間違いなく大野智に興味を抱かせる作品でもあります。
彼の控えめな性質はメディアを通して有名になってきつつありますが、
歌・ダンス・アート・演技全てのレベルの質が高い事に関しては
もっとTVでその才能を見せ付けて欲しいと、ある意味もったいなくて仕方ありません。
骨太ドラマ。
大野智にもっと演技をさせてみて下さい!
魔王を観た人なら誰もがそう思っているはずです。
大野智の才能はまだまだ無限です。
アイドルをさがせ! ヒストリー ~ハロプロメンバー総出演!~ [DVD]
「ハロプロ好きなら絶対買い」この言葉にウソはありません。僕的に気に入ったのは、カントリー娘のりんねが、1人でも負けずにがんばっているところ、今では、大人気の加護ちゃん辻ちゃんがカメラを向けられて緊張しているシーンはかなりかわいいです。また中沢裕子監修のドラマが、下らん過ぎて笑えますよ。 あとは、ピンチランナーの舞台裏では、ごっちんが周りに気を使ってる様子が見れ、最後は中沢卒業に対するみんなの想い、初期のころのあまりお客さんが入ってないコンサートなど見所満載。ハロプロ好きにはかって損は無い品物だと思います。
田中圭ファースト作品集『花の周りを飛ぶ虫はいつも』 (DVD付)
ご本人もおっしゃってましたが、いかにもな写真集でなく、
DVDのなかの登場人物のその後の生活の写真ということで、
いろいろな生活シーン(昼ねや洗濯ものたたみや歯磨きやお風呂・・)
満載でまさにファンにはたまらない作品集です。
独特の空気が流れており、ドラマとはまた違った田中圭の
魅力を再認識できます。また田中圭本人の言葉でつづられた
後半部分も彼の人柄とリアルタイムの彼の正直な気持ちが
つづられていると感じました。めっちゃ好きです。
七瀬ふたたび [DVD]
これまで少年ドラマシリーズに始まり、全ての映像化作品を見てきました。今回、映画化されるとの事で劇場にも足を運びました。確かに原作ファン向けの内容だと思います。初見の方は混乱するかもしれませんね。でも自分的には最も原作に忠実な映像化だと思いました。芦名星さんの「戦う七瀬」は、ちょっとスタイリッシュ過ぎる気もしますが決して悪くはありませんし、結末の変更も賛否あるとは思いますが、これはこれでアリじゃないでしょうか。是非ブルーレイでの販売もお願いしたいところです。