Down & Dirty [DVD] [Import]
演奏、映像は申し分ありません。
期待どうりといっても良いでしょう。
ところが、音が納得いきません。
大げさに言うと、ホールの後ろで隠し取りをしたような音です。
録音が悪いのか、ミックスダウンが悪いのか、これではプレイヤーに
対して失礼だと思います。
生々しい迫力のある音で聞きたかったものです。
What's Going on
昨年、大規模自然災害ハリケーン・カトリーナで大打撃を受けた音楽の聖地の一角、ニューオーリンズから、2006年にすごいのが出て来た。マーヴィン・ゲイ、1971年の大傑作、What's Going Onのフルカヴァー - あの素晴しい音楽の力は、まだ衰えていなかった。ジャズ・ブルーズ・R&B・ソウル・ヒップホップと流れて来た音楽と人のあいだに、こんなすごい力が蓄えられていたんだ。やっぱり音楽には力がある、と再確認。文句なし。
New Orleans Album
不穏な和声が支えるインプロビゼーションと圧倒的な安定感のテーマが繰り返す。こういうのもニューオリンズスタイルというのかどうか分からないけれど、どちらかと云えばモダンなコードが多い。このアルバムは。ヴォーカルスタイルのトラックとそうでない曲との対比、1曲の中でのモダンなコードと定番コードの対比。慎重につくられたアルバム。方向性は違うかもしれないけどMETERSと同じような堅実さを感じる。Eddi Boやコステロがいい感じなのは堅実さ故か。ゆるくて楽しく、、みたいな雰囲気はLIVEほどはどうしても感じない。でもそこがこのアルバムをむしろ飽きさせない風に仕上げてるような気がするなぁ。見事。