USAカニバケツ
アメリカ研究者」とよばれるひとがいる。
彼らは細かいことにはやたらくわしい。「蛸つぼ」系、である。そんなひとたちほど、著者がいうように、アメリカに行っても大学の紀要か「ニューヨーク・タイムス」しか読まない。日本の「真実」が「うわさの真相」や「ナイタイ」にあるように、アメリカの「真実」もまた、二流・三流の世界のなかにある。その実相を僕らはほとんど知らない。研究者やジャーナリストのほとんどは、ニューヨークは好きだがノースダコタには興味がないのだ。本書の無数のエピソードはそれぞれつながりがあるわけじゃない。でもどっちかというと「ダメ」なところで共通しているし、著者はそれを断罪するのではなく、暖かい目線をおくってるようにおもう。九・一一以後、やたらアメリカ社会を断罪する、切ってすてて溜飲をさげるような記事や本が、ちょっとはやった。そういう反米主義は結構だが、マイケル・ムーアしかり本書の著者しかり、もうすこしアメリカ社会に内在した、腰が据わった本が必要じゃないかとおもっていた。本書はそれにあたる、いろんな分野の人がよんだほうがいいと思う。おもしろいし。
イエスタデイをうたって 7 (ヤングジャンプコミックス)
前巻から丸二年、ようやくの刊行です。
演出上は淡々と季節が移ろっていますが、物語的には佳境入りといったところ。
このままではいられない。選択の猶予は必ず終わる。
人生における一種の寂寥が漂っています。
先は気になるのに読み進める手を何度も止めてしまった。 むず痒くてどぎまぎする。
進展は嬉しいはずだけれど、今までのモラトリアムな居心地の良さが崩れていくのを見るのは心苦しかった。
ハルの一途な思いが余計にね。
健気な彼女を直視できないのは魚住君だけではないはずです。
各登場人物の対比も際立って、各人の展開も気になるところ。
続巻もじっくり待とうと思います。
イエスタデイ、ワンスモア [DVD]
ジョニー・トー監督、アンディ・ラウ、サミー・チェンのゴールデントリオによる、ラブストーリー3本の最終章。
普通に素晴らしい映画だが、ジョニー・トー監督にしてはまともすぎるか!?(笑)
イエスタデイをうたって 1 (ヤングジャンプ・コミックスBJ)
フリーターと、その大学での同窓生と、彼女の赴任先の高校を中退した少女との、静かに進展する三角関係。何かが終わり、何かが始まることを予感させる、切なさを感じさせる絵と練られたネーム。
ポール・モーリア全集~オリーヴの首飾り
【Disc1】
1. 恋はみずいろ
2. エーゲ海の真珠
3. 涙のトッカータ
4. エモーション(想い出のトッカータ)
5. 夏の日の恋
6. 懐かしいパリ
7. 憧れの地平線
8. はるかな想い
9. ゴッドファーザー〜愛のテーマ
10. デイ・バイ・デイ
11. セ・ラ・ヴィ
12. 哀しみのショパン
13. 小鳥のように
14. 悲しいうわさ
15. エル・トリステ
16. おばかさん
17. イエスタデイ
18. シバの女王
19. 真珠とり
20. ただ一度だけ
21. 夏のあしあと
22. 悲しい悪魔
23. レイン・レイン
24. 蒼いノクターン
【Disc2】
1. オリーブの首飾り
2. 天使のセレナード
3. 薔薇色のメヌエット
4. 渚のプレリュード
5. アイ・ライク・ショパン
6. カリブの白い砂
7. パパ・タンゴ・チャーリー
8. 龍の伝人
9. やすらぎの季節
10. フリーダム
11. 白い渚のアダージョ
12. アドロ
13. 火祭りの踊り
14. ゆれる想い
15. ゴースト・スト−リーのテーマ
16. アマポーラ
17. 幸せの鍵
18. レッド・ダスト
19. ペガサスの涙
20. ラスト・タンゴ・イン・パリ
21. ララのテーマ
22. みじかくも美しく燃え
23. 私は風が好き
24. ビルディング・ザ・グルーブ