ナルニア国物語 第2章 カスピアン王子の角笛 オリジナル・サウンドトラック
1曲だけで満足なサントラです。「ハンネ・ヒュッケルバーグ」なかなか、日本ではお目にかかれませんが、「ルーシー」最高です。映画のエンディングで聴いたとたんに、涙があふれてきました。こんな透き通った、心に染み渡る曲はそうそうないと思います。
一度、Youtubeで、試聴してみてください。それで、気に入ったら、即買いですよ。
ちなみに、それ以外のボーカル曲もそうそう捨てた物ではありません。ぜひ、一度お試しあれ。
ファー
BBCのレビューでは「ケイトブッシュより変でスティナノーデンスタムぐらい夢見心地でトリエイモスほど怖くない」メジャー1作目だった前作ではクリーンに録音されていた部分とインディー時代そのままの宅録風の部分との差が激しくて、それはそれで面白かったのですが、今回はおおむねクリーンに録音されています。言葉も音として捉えているようで、発音を利用したリズミックな遊びがみられるところなど、決してやっていることが変わったわけではありません。ただ彼女のピアノは今までになく堂々としていて、Blue Lipsなどほとんどトリ。「財布の落とし主を探す」というなんだか矢野顕子な日常ドラマあり、神や時代について考える歌あり、ただ、それぞれのテーマに真正面から当たる、というより、可愛くはぐらかす、という感じ。そこが評価の分かれるところ(Pitchforkは彼女に辛い)だけど、「はぐらかさないとやっていけない」と言っているかのような必死さも感じられます。