Voodoo
2000年、D'Angeloの2ndアルバムです。
1stでは、R&Bやソウルetcをベースに、Jazzyなアレンジ、Hip Hopなリズムを取り入れ、
New Classic Soulというムーヴメントを起こしたD'Angelo。
この2nd「Voodoo」では、R&B、ソウル、ファンク、Jazz、Hip Hop etcを
卍状態、蜜月状態にして、ジャンルの境界線を感じさせないくらい、まったり熟成させたような音楽になっています。
「Hip Hopは、ストリートのソウル・ミュージック」と語るD'Angelo。
各種の音楽を「融合」「取り入れる」というよりも、
70's Soulに先祖帰りして、自身の音楽を練り上げていったと感じさせられます。
どの曲も、美しいメロディー、濃厚なグルーヴ、シンプルながらも知的なアレンジ、こだわりの生演奏で、
まるまる1枚、ジックリと堪能させてくれます。
実際、「○曲目が云々」といった説明は不要だと思います。
ずーっと聴いてても、全然飽きませんし、
むしろ、聴くほどに、ズブズブとD'Angelo ワールドにはまっていく、媚薬のようなアルバムです。
1st「Brown Sugar」を、軽く超えた大名盤です。
「D'Angeloファン」「1stを気に入った人」「New Classic Soul系が好きな人」には、マストCD。
「Princeファン」「70's R&B, Soul, Funk etcが好きな人」に、オススメです。
また、「Hip Hop系の人」にも、非常に入りやすいアルバムだと思います。
ブラウン・シュガー
ある日、この作品を聴きながらチャリをこいでいた。
それはとても気持ちよくってズーッとこの世界に浸っていたい気持ちになった。
家が近くなるとわざわざ遠回りをしてディアンジェロの世界に浸った。
ディアンジェロの甘い声はセクシーさを感じさせる、
それを感じちゃったらなかなか抜け出せない。
魂のジュリエッタ [DVD]
フェリーニは『81/2』前後に急速に作風が(素人目には)変わったように見えますが、この映画ではジュリエッタマシーナだけが(ネオレアリズモ的な)以前の作風のまま映画にいるように感じられ、映画のなかで少し落ち着きが悪いようにも感じます。(とはいえやはり非常に上手いのですが)
この作品の後、マシーナは20年フェリーニの作品から不在となり、その間フェリーニは魔法のような(ネオレアリズモから遠く離れた)映画を次々と生み出します。マシーナが不在の間の映画は、それ以前のものと違うように感じるのです。
そして、マシーナはフェリーニの晩年の作品に帰ってきます。
『魂のジュリエッタ(1965)』と『ジンジャーとフレッド(1985)』この二つの映画から感じる二人の関係の変化(深化?)は非常に興味深いものだと思います。
そして、前述の『81/2』や『女の都』なんかもあわせてみると二人の関係がみえるようですね…。マストロヤンニはやはりフェリーニの分身の役割のようです。
(でも、それでもマシーナは帰ってくるんですよね、フェリーニの映画に。二人は『ジンジャーとフレッド』で再会する…。→夫婦って不思議だ。)
そんなわけでファンとしては興味深い映画です。再発売で買いやすくなったし、近所の家電量販店でも置いてあるようになりました。
未見の方は是非。(でも、ジャケットデザインはいまいち……)
スマイルBEST アマゾネス ヘア解禁 ニューテレシネ版 [DVD]
エロ目的だけで買うと、多分若干物足りない人もいるかと思います。
いや、エロいは充分エロいんですが、それ以外にも見所はあって、アマゾン達は勿論、音楽も
衣装も、戦闘シーンも風景も、そして編集も、ちゃんと美しいんですよ(まぁ、超一流かと言われ
たらそれは違うんですけど)。
また、作品内の男達は獣性がほとんど無く淡々としており、アマゾン達も基本的に男を嫌がっ
てたりして、何だか妙に上品ですらあります。
少なくとも自分にとっては、決して全編エロで埋め尽くされてるわけではありませんでした。
オチや内容自体は「何だかなぁ…」と言う感じですが、サラっとキレイな女性や映像や音楽を
味わう、という楽しみ方でも良いのではないかと思います。
※ちなみに、後半のキャットファイトシーンでは、解禁されたのはヘアどころじゃなかった…
まぁ、どうでも良いと言えばどうでも良い事なのですが、ね。