ライヴ・アット・レディング [DVD]
ニルバーナ!自分が20代の頃メチャクチャ聴きまくりました。できればこのDVDも20代の時に見たかった・・とにかくカートは何をやってもどのアングルから映されてもかっこいい〜 ニルバーナが今も尚カリスマで居続ける理由のわかるLIVE DVDです!特に凝った編集もしていないのが逆に生のLIVEの臨場感が伝わってきて良かったです!
イン・ユーテロ
前作より憂鬱で荒々しく暴力的で絶望的で閉塞的
で、そして少しの愛がよく練りこまれている。
前作はハードロック、へヴィメタルでヘッドバッキング
していた少年たちの対象を変えたアルバムだったが
この作品はヘッドホンで聴くほうが陶酔感があると
思う。細部の細部まで感情移入できる音だ。
それにしてもカートにしても、Alice In Chainsの
レインにしても、MelvinsのバズにしてもPearl Jamの
エディにしてもグランジ、オルタナを支えてきた人は
皆先見性があると思う。時代が殺伐と閉塞的になって
いくのを見通していたと思う。今現在聴いてるほうが
しっくりくる。今巷で流れてるのは全部嘘にしか感じられない。
Nevermind
この作品が世に発表され、NIRVANAの名前は世界へ広がった。
それと同時にNIRVANA(特にカート)がスターの階段を一気に駆け上がった。
しかし、その後のカートの人生を思うとこの代償は大きかったかもしれない。
そのためかNIRVANAファンの中にはこのアルバムを批判する人がいる。それも少数ではない。
だが、それを差し引いても個人的にこのアルバムはやはり素晴らしいものだと思う。
一曲一曲がよく考えられて構成されており、キャッチーなメロディーでありながらけしてポップすぎない演奏。
そのどれもが斬新ではなくとも光っている。
カートのセンスのよいメロディーも凄いが、リズム担当の二人が地味ながらしっかりしているのも注目すべき点だろう。
ある人は演奏技術が低いと言うかもしれない。
しかし、音楽は技術で成り立っているものではない。技術は音楽で何かを伝えるための『手段』でしかないと思うからだ。
また、このアルバムが売れたのは「カートの考えや人生に共感した人が多いからだ」といわれることが多いが、それは正解ではないと思う。
当時、世界で1000万枚以上を売り上げたアルバムが、カートのように特殊な性格に一致した人々だけが購入したとは考えにくいからだ。
やはり、1000万枚という数字は音楽的に優れた作品でなくては到達できないと思う。
確かにこのアルバムのヒットでカートは崩壊への道を歩み始めたのかもしれない。
しかし、このアルバムが世界に与えた影響を忘れてはならない。
バンドスコア ニルヴァーナ ネヴァーマインド
NIRVANAをコピーしていると何か違うなと思う時があるだろう。きっとそれは彼らが魂でプレイしているからだと思う。魂で弾けるようになるきっかけとして、とてもありがたい一品だ。