Dr.HOUSE/ドクター・ハウス シーズン5 DVD-BOX 1
シーズン4で新キャラクターが加入するなど少しづつ変化を見せ始めた上でのシーズン5
現在(2010-2011)本国ではシーズン7が進行中。
実はこの第7シーズンでヒュー・ローリー氏の契約が切れる事になっております。
7年ものロングランともなれば製作費の高騰&マンネリ化もありがちですから、本来なら幕引きが視野に入ってもおかしくないと思います。
ところが本作、Houseには今のところそんな気配は微塵もありません。
実際には更なる長寿番組になる可能性が濃厚。
振り返ってみるとやはり前シーズン(第4シーズン)はある種「過渡期」的な性格が強かった気がします。
それまで、グレゴリー・ハウスという人物の強烈なパーソナリティがエピソードの原動力となってはおりましたが、
彼の生き方や私生活に焦点があてられることはほとんどありませんでした(それで3シーズン続いたのも大したものですが)。
この第5シーズンからは大きく舵を切ってハウスの内面と彼の抱える問題がクローズアップされることとなります。
焦点となるのはやはりハウスにとって何より大切な2人の人物、親友にして最大の被害者ウィルソンと、上司でもあるリサ・カディー女史との関係。
この二人との関係を通じてハウスが徐々に自分の生き方を直視することになる本シーズンは、実はちょっと「重い」雰囲気もあります。
しかし前シーズンとは別の意味でショッキングなシーズンエンドから見えて来るのは、ハウスが自分の問題点に向き合おうとする姿です。
それがそのまま続く第6シーズン全体への大きな布石となっている点にも注目(実は5・6シーズンはある意味で前・後篇とも言える内容となっています)。
自ら幸せを求めてもがき始めるDr.ハウスの姿にガッカリする方もいらっしゃるかもしれませんが、これぞ「大人のためのドラマ」としての「成熟」と言うのが相応しいかと。
ベーカリーは罪深い ダイエット・クラブ1 (ランダムハウス講談社文庫 ス 5-1)
母が亡くなり、父と暮らすため小さな田舎町に戻った教授が
ひょんなことからダイエットクラブに参加することになり、
町の人々と親しくなっていきます。
そんなとき、ベーカリーで殺人事件が。
ダイエットクラブ、デブ・ファイブの仲間と事件の真相を突き止めていきます。
事件だけでなく食べたい欲求との戦いも教授たちには辛いところ。
また、父と子のこの年齢ならではのすれ違いが良く描かれています。
読み終わって思ったのは、
もっと体格を生かして事件を解決して欲しかったということ。
日本人の私にはついつい力士のイメージが頭に浮かんでしまうせいか、
教授たちが犯人にやすやすと捕まってしまうのが違和感があって・・・。
もっと体格を活かして描いてもらえていたら☆5つです。
教授を取り巻く町の人々が温かくて
またダイエットにもそれなりに成功して
後味がいいです。
それにしても教授たちの好物がすごいです。
読むだけで、ちょっと胸焼けがしました。
銀吟堂ミステリー
スカスカシンセブラスの打ち込みサウンドに声優さんのようなアニメ声の九年さんのインディーズ最後の作品となる(この次のアルバム、kyu-boxからメジャーレーベルへ)本作はインディーズ時代の集大成のようなアルバムで、明るい曲、暗い曲、九年さん特有の童謡のような音階の切ない曲、意味不明なイカれた曲、そしてヒカシューさんのカヴァーまで九年さんの魅力が凝縮されています。また「一人テクノ」と称されていた九年さんですが本作ではギターの方も参加しており進化した九年サウンドが聞けます。メジャーデビューしてからは格段に音質も向上し音色も増えある意味プロっぽくなりましたが私はインディーズ時代の彼女のほうが好きですね。もしメジャーデビューしてからの彼女しか知らないかたは是非聞いてみてください。