アー・ユー・レディ・フォー・サム・モア?
なにがなんでもダンスバカ一直線。ここまでダンスをあおれば、ウルトラマンだって踊り出すぜ。
そんなアルバム。お尻がふりやすいおねえ様がたにぜひとも推薦。このサービス精神のかたまりは、すごい。買い物帰りのおばさんや女子大生までをも踊らせてしまう。でけ~~~~~音で聴いて脳みそからっぽにして踊るべし。脳みそシェイクな音楽。クラブ/ダンス/エレクトロニカの分野ではかなりキャッチーでわかりやすいやつだと思う。
傑作とまではいかないまでも、そのエネルギー/意欲は買いだ。しっかしなんでもぶちこんじゃって、やみなべみたいでやんす。ゲタは食べないでね。歯が折れます。
STUNTMAN スタントマン
『ドライバー3』の制作会社Refrectionsが放つ、まさにドライバー外伝といった作品。というのも、車の挙動エンジンはDRIV3Rと(おそらく)全く同じです。それを使って作った別視点のゲームととらえていいでしょう。DRIV3Rの挙動エンジンのため、車の挙動、接触時の感触、車の壊れ方など、実によく作られています。ただ、ゲームとしては指示されたスタントを忠実にこなしていくというものなので、DRIV3Rや、グランド・セフト・オートのような自由度は全くと言っていいほどありません。そこが、気になる人には単調な作業ゲームに思えてしまうかもしれない恐れがあります。ただ、定められたミッションをクリアするにも重要なのはリズムとタイミングです。絶妙なタイミングで車の横をかすめ、ジャンプし、列車の間をすり抜ける、これが決まると最高に気分がよいです!そして一つのミッションをクリアした後に出てくるリプレイで、じっくり自分のプレイを鑑賞できます。一つの映画分のスタントを取り終わると、自分のプレイが組み込まれた映画のプロモーションが。。w
自由度が全くないといいましたが、このゲームには別にスタントコンストラクションモードとドライビングゲームモードがあり、スタントコンストラクションの方ではかなり自由にスタントをエディットできて、別の意味で楽しいです。小道具はメインモードのクリアに従って増えていきます。ドライビングゲームは、町を自由に走れるというのではなく、ジムカーナやライセンスのようなもの。ミニゲームといっていいでしょう。
全体的に、小作品という感じは否めませんが、それでも車ゲーム好きならコレクションに加えていい逸品です。
Empire
UKのロックバンドKASABIANの2006年発表2ndアルバム。
名盤・前作のアンダーグラウンド臭が漂う猟奇的な雰囲気は影を潜め、本作ではスケールが大きくなり大衆に受け入れられやすい音に接近した。
といってもKASABIANはKASABIAN。無機質なデジタルビートは容赦なく押し寄せてくるし、どこか客観的な印象を受ける部分では彼ららしさ満載だ。
一周聴いただけでは気付きにくい音世界がそこには広がっている。是非何回も聴き通して自分なりの音の解釈を見つけるものなのだと思う。
とにかく何回も聴いて欲しい。
Stuntman
ダウナーで、プログレッシブな音世界は、
ピンク・フロイドmeetsキュアともいうべきものだが、
全編を通して感じる、妖しさや浮遊感は
彼ら独自のものだ。
決してメインストリームではないが、
くせになる麻薬的な魅力に満ちている。
とてもディープだ。