「萬里の長城」
1. 長城組曲 (10:10)
2. 鳥雲 (ちょううん) (4:42)
3. 戈壁 (ごび) (5:32)
4. 風沙 (ふうさ) (4:28)
5. 珠玉恋歌 (しゅぎょくれんか)/歌:香月美紀 (4:02)
6. シルクロードの子守唄/歌:香月美紀 (4:16)
7. 日月 (にちげつ) (5:37)
8. 望棲 (ぼうろう) にて (4:29)
9. 残照 (ざんしょう) (5:48)
10. 天に連なりて萬里 (12:29)
1991年制作のドキュメント番組:TBS創立40周年記念番組「萬里の長城」(Odyssey of the Great Wall) オリジナル・サウンドトラックだ。音楽は、元ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの宇崎竜童。
10曲中、2曲(M-5, M-6)はヴォーカル曲で、クラシック歌手の香月美紀(こうづきみき)が歌う。作詞は勿論、妻の阿木耀子。山を越え、連なる長城を「龍」に例えた詞が秀逸だ。「凛々(りり)しいあの瞳に、さぞかし似合うでしょう」「千年だってこのままで、待ちましょうか?」古代の女性の決意を記した言葉が感動的だ。たまにはこんな古風な歌もいい。
多くの音楽家が、こうしたドキュメント番組では、取材に同行しているが、宇崎は誘いを断っている。理由ははっきり述べられていないが、ここに収められた曲は、歌2曲を除いて、別のTVドキュメント番組で訪れた、アフリカはザイール(現コンゴ)で生まれたそうだ。
「万里の長城」の音楽と言えば、喜多郎の「シルクロード」シリーズが有名である。あまりに有名すぎて、その後に出来た曲は、何となくこのメロディーに引きずられている感じがあったが、この作品は、良い意味で、全く新しい解釈で、「中国の歴史」を奏でている。男らしい性格で知られる宇崎竜童らしく、勇壮なメロディー。モンゴル騎馬民族を迎え撃った長城での攻防が、なかなか良く表されていると思う。
D01 地球の歩き方 中国 2010~2011
定評のある「地球の歩き方」ですから、中国を扱ったガイドブックの中では情報量はピカ一でした。2年連続して中国を訪れてきましたが、この「地球の歩き方」の情報量と確かさは役に立ちましたので。
ただ実際中国旅行へ行く際、大抵は特定の地域やエリアを訪れるわけで、中国全土のガイドブックが必要な人は、本格的なバックパッカーか、比較的マイナーな都市を訪れる人ぐらいかなと思いました。知られざる中国の魅力は詰まっているのですが、ここまで広範囲のガイドブックは、実際の使用となるとどうなのかなと思います。毎年のように中国の各地を訪れる旅行者が1冊購入して数年使うということはあるのでしょうが。
普通のツアーなら、「地球の歩き方」のシリーズで発売されている「上海 杭州・蘇州・水郷古鎮」「北京・天津」「香港」「マカオ」「広州・アモイ・桂林 珠江デルタと華南地方」「成都・九寨溝・麗江 四川・雲南・貴州の自然と民族」「西安・敦煌・ウルムチ シルクロードと中国西北部」「大連・瀋陽・ハルピン」「チベット」などのエリア別のガイドブックをおススメします。そのほうがその地域の情報量は格段に増えますし、一方でページ数の関係で軽くなりますので。
折り込みの地図を含めて、各エリアを網羅している地図や、交通機関も詳しく掲載してあるので、街を彷徨う時に心強い味方になるのは請け合いです。現地の治安についても書かれていました。中国ですので、場所によっては用心することは沢山ありますが。
主な観光地は当然として、相当細かい見どころについての情報も詰め込んでありますし、レストランやホテルについてはこれ以上ないというほど収録してありました。ショッピングガイドはお土産や思い出の品の購入にも最適でしょう。なにしろ多くの改訂を重ねていることは、それだけ多くの人が利用したことの証になっていますので。
上海 万里の長城
ジャンルはパズル。このタイプのゲームはいろんな機種でいろんなソフトが数多く発売されているが、タイトルはゲームソフトによって"大連"や"上海"といったような感じで、違う中国の都市名が使われていたりする。内容はどれもほとんど同じ。
ルールは、たくさん積まれてある麻雀の牌を上の方から順番に(2つ一ペアとして)取り除いていくゲーム。全て取り除ければクリアで、半端が残ればゲームオーバー、、、といった感じ。
エンペラー 英語版 日本語マニュアル付
中国に特化したソフトですので、中国歴史ファンはまず抑えておきたいものです。
伝説の夏王朝から宋王朝まで、中国歴史の発展をビジュアルに楽しめるストラテジーゲーム。おしいのは英語のソフトということで、英語が堪能であれば、より楽しめます。初心者も安心の、日本語完全マニュアルも同封。しかし、慣れるまでには少し時間がかかるかも。
カフカ短篇集 (岩波文庫)
海外文学を読んだことがありませんでした、ましてや難解とされるカフカなんてもってのほか。まあここだけの話、小説自体読まなかったんですがね^^;
そういったかたにはこの本を薦めます。どの話も10ページほど、短いものなんて1.5ページくらいですが、内容は奇抜で、読書後の印象は強いです。また登場人物も多くないので、混乱することも少ないと思います。
このなかの「掟の門」は彼の全作品の中でも有名かつ評価された作品であるらしいので、まず最初に読んでみると彼を少し理解できるかもしれません。
背景も登場人物の過去もわからない、なんともいえない謎の世界がこの本には詰まっています。
僕はこの本からカフカにハマりました。