暗渠の宿 (新潮文庫)
氏の作品を読むのは初めてですが、いやはや何と評してよいのか?
抑え難いリビドー(笑)。フェミニズム的な視点、と言いますか、現代の常識感覚では「有り得ない」女性観。女性にモテたい、女性にいい格好をしたい・・・という意識はありながら現実は全て裏目。破天荒、というよりは不条理な行動・思考様式をもつ主人公(=著者?)。
360度、どこから読んでも型破りな小説なのですが、何故か深層心理というよりも明確な意識の下、主人公に共感を覚えてしまう自分に呆れてしまう・・・。どうしようもない主人公なんですが、「避けがたいどうしようもなさ」みたく思えてきてグイグイひきこまれました。
徹頭徹尾、露悪的であり、下卑ていて、「粗にして野だが卑でもある」という趣であり、読み手によっては最初の10ページで投げ出したくなるかもしれないような「強烈なオーラ」を持った書。何故か自分はこの「ワールド」にハマッてしまいました。万人にはオススメできませんがあくまで私的評価と言うことで。
オリエント急行殺人事件 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
昔、本でこの小説を読んだことがあるのですが、不覚にも筋からなにからすっかり忘れてしまいました。
たまたまこのDVDを購入して二週間ほどほおっておいたのですが、昨夜鑑賞いたしました。
なんておもしろい映画なのでしょう。
「この北欧人ぽい田舎くさいオバハン誰や?」と思いましたが、なんとイングリット・バーグマン様だったのですね。びっくりしました。さすが一流女優は違いますね。
このDVDは、後日また数回観るでしょう。特典映像も楽しめました。
Freight Train Board Book (Caldecott Collection)
貨物列車が走っているだけの簡単な絵本です。各ページの言葉も、ほとんどが単語で、文章はわずか。でも、なんというか、絵も言葉も、間合いが絶妙なのです。
3才半の息子、1才の娘ともに、一目で気に入っていました。派手な絵や凝ったしかけの本よりも、こういうシンプルで良質な絵本を子供と一緒に楽しみたい、と改めて思わされた一冊。
A列車で行こうDS
本当はA列車7や8をしたかったのですが、
自分のPCが低スペックのため断念。
レビューが高かったので購入しました。
○良かった点
本作は自由度が非常に高く、
子会社の数も豊富で
自分の思うような街づくりができていいですね。
バスやトラックもあり
高架やトンネルや地下鉄もあり
DSの蓋を閉めてもゲームを進めらます、
この機能は非常に重宝しました。
チュートリアルがわかりやすいので
初心者でも簡単に内容をを覚えられます。
(チュートリアル専用ステージがある。)
難易度も非常に低く
初心者にもオススメ
タッチペンの操作は良好
ただ細かい部分は少しやりずらいかも
DSでここまで良くできたなと思うくらい完成度が高いです。
×気になる点
自由度が高い半面、街が自動で発展した時の喜びがない。
ほとんど自分で建設した建物になる。
ある程度金持ちになると、後の展開はほぼ同じ。
チュートリアルが長い、初心者ではない方は少し苦痛かも。
あたりまえですが、DSなので
3Dモードや全体的なグラフィックが物足りない
自分で作った街をリアルな画像で
じっくり観賞したい方は不満かも
実際の電車がない
総括
少し気になるところは多々ありますが
DSとしてのA列車としては最高です
グラフィックは物足りませんが、
そんなの気にならないくらい楽しいです。
久しぶりに時間を忘れてプレイしました。
希望としてはこの内容で、PCやPS3などの
高性能のハードに移植してくれれば最高なんですが。