青春歌年鑑 1974
1974年・・・そういえばオイルショックの翌年だったっけ。中日優勝の年でもある。こうして30曲聴いてみると、今でも耳にする歌も多く名曲揃いだけれど、特に気に入ったのが、ディスク2の最後の2曲、岡崎友紀「私は忘れない」と三輪車「水色の街」。2曲とも久しぶりに聴いたけど、こんないい歌だったっけ。
下世話の作法
日本人が経済的な豊かさと引き換えに失くした品性とはどういうものかということをユニークに綴っている。
これらの話は昔なら当たり前の話(祖父母によく聴いた話である)。
しかしながら、現在ではこうした話を伺う機会もないため、若者には強くお薦めしたい。
本書を手に取るまでは日本人が下品になってきたという感じは実感としてなかったが、多くの昔のエピソードを読むと改めて僅かな豊かさと引き換えに失ったものの大きさを痛感した。
ゴキブリ刑事 [DVD]
この映画もソフト化というのは興味深い。東宝アクションのマイナー作品群。
「大都会」「西部警察」のそれぞれの軍団長のイメージを形成する上で、この
作品の主人公の鳴神刑事は重要なキャラだ。刑事とは思えない素振りが、ハード
アクションを引き立て、クライマックスまで硬派ぶりを強調しすぎ(笑)
序盤で、大門正明さん演じる同僚刑事も鳴神の行動を疑問視しながら、物語は悪党
対峙へと進んでいく。そして、海岸線の道路でダンプトラックとセドリックだった
かな。後の番組へにも影響を及ぼしたカーチェイスもあり。クレーンで吊るされたり
と何か仕掛けが凄いことに(笑)。刑事ドラマブームなんて最近も言われてるけど、
この映画の公開の辺りは、TVは太陽にほえろ!と特別機動捜査隊と非情のライセンス
くらいしかなかったはず。でも主演が渡哲也さんなので、そうしたイメージから安全策
路線の刑事はやりずらかったのだろう。 大都会と西部警察は未だ商品化されてい
ないが、強面刑事を演じる渡哲也さんの魅力再発見といこう。